全身脱毛に興味があるけれど「痛いのは苦手だから怖い」という人は多いのではないでしょうか。
全身脱毛経験者の私も、痛いのはとっても苦手です。そのため、始める前は「痛いのかな、どれくらい痛いんだろう。もし痛かったら途中で中止できるかな」と戦々恐々としていました。
全身脱毛はどれくらい痛いのか、痛かった場合にどんな方法で対処できるのか、また、おすすめのサロンやクリニックをご紹介します!
全身脱毛って痛いの?
全身をツルツルにしたいけれど、できれば痛くない方法できれいになりたいですよね。
けれど「脱毛は痛い」という話を聞いたことがあって、恐怖を感じているのではないでしょうか。
実は脱毛は「絶対に痛い」というわけではありません。痛くない場合もあるんですよ。
人によって痛みの感じ方は違う
全身脱毛の口コミや、サロンの口コミを見ていると
- 痛かった
- 痛くて我慢できなかった
という口コミをたまに見かけることがあります。痛いのが苦手な人にはこれだけで背筋が震えてしまいますよね。
けれど、全員が「痛い」と口コミしているわけではなく、
- 痛くなかった
- ちょっとバチッとしたくらいだった
という口コミも目にしたことはありませんか。同じサロンなのに、どうして?と疑問に思ったのではないでしょうか。
じつは、脱毛の痛みは人によってだいぶ違うんです。というのも、一般的な脱毛の方法として、エステサロンでは光脱毛、クリニックではレーザー脱毛を用いることが多いのですが、これらは機械が照射する光が黒い点に反応することで脱毛を行うという方法です。
黒い点が大きかったり濃かったりするほどしっかり反応するので痛みを感じやすくなるんです。
たとえばある人はムダ毛が濃く、黒くてしっかりした毛が生えてきやすいとします。するとどうしても痛みを感じる可能性が高くなります。
しかし別の人はムダ毛が細かったり黒というより薄茶色だったりします。すると、痛みを感じにくいのです。
また同じ刺激でも個人差があり「痛い」と強く感じてしまう人と「そんなに痛くないかも?」という程度に感じる人がいます。
自分が感じる痛みは自分で体験してみないと、どれくらいの強さで感じるかは分からないというのが正解なのです。
方法によっても痛みの感じ方は違う
またどんな方法で脱毛をするのかという点でも感じる痛みは変わります。
脱毛の方法は大きく分けて2つあります。1つは、脱毛と聞いて私たちが思い浮かべる光やレーザーで行う脱毛です。もう1つは、昔からある脱毛の方法でニードル脱毛です。
ニードル脱毛は毛穴に針を差し込み、電気を流すことでその毛穴から生えてこないようにします。
脱毛効果は高いのですが、針を使うため痛みは強いです。昔は脱毛といえばニードルしかなかったので、それこそ痛みに耐えて脱毛をしていたようですね。
しかし光脱毛やレーザー脱毛が登場して状況が変わります。光脱毛やレーザー脱毛はニードル脱毛ほど痛みを感じずに脱毛ができます。
しかも技術が進化し、光脱毛やレーザー脱毛の機械も改良してきたので、これらの脱毛ではあまり痛みを感じないという人が多いようです。
なんと、光脱毛では「痛くなくあたたかいと感じるだけ」という機械も登場しているほど。
全身脱毛が痛いのには理由がある!
私は全身脱毛経験者ですが、とあるサロンに通っていたとき、それまではほぼ無痛だったのに、あるとき「今日はちょっとぱちぱちと強く感じるな・・」と思った日がありました。
担当してくれたスタッフさんに聞いてみたところ、回数を重ねるたびに少しずつ出力を上げて照射しているのだと教えてくれました。同じ機械でも、どれくらいの出力で照射したのかで感じる痛みが違うのです。
低出力なら痛みはほぼ感じませんが、脱毛の効果も低くなります。いっぽう、出力が上がると痛みを感じる可能性が高くなりますが、脱毛の効果が出やすくなるのです。
サロンとしても、早くお客さんが結果を感じられるように、お客さんの体を見ながら調整してくれているんですね。
けれど「痛い」と感じたらそれはその人にとって出力が高すぎるということなので、我慢しないですぐに教えてください、と言われました。
またお酒を飲む前・飲んだ後は、血行が良くなり肌が敏感になるため脱毛の痛みを感じやすくなります。
お酒を飲んでから脱毛に行く人はいないと思いますが、脱毛が終わった後で友達と飲みに行ったり、自宅で晩酌をするという人はいるかもしれません。
しかしアルコールが入ることで、普段はなんでもないことでも肌に痛みやかゆみを感じる可能性があります。脱毛の前後はお酒は避けた方が良いでしょう。
ここは痛いことが多い!全身脱毛のとき痛みを感じやすい部位
全身脱毛で全身に光やレーザーを照射する場合、どこに打っても同じように感じるわけではなく、痛みを感じやすい場所というのがあります。
事前に「ここは痛いかもしれません」とサロンのスタッフさんが予告してから照射してくれることが多いのですが、痛いかもしれない場所ってどこ?と、気になりますよね。痛みを感じやすい部位をお伝えしますね。
全身脱毛で痛みを感じやすい部位「顔」
鼻の下の産毛や顎の産毛が気になって顔の脱毛をする人は少なくありませんが、顔は皮膚が薄いため痛みを強く感じやすい部位です。
痛みを感じやすい反面、顔の産毛は細い毛なので、脱毛にはある程度の回数が必要です。
全身脱毛で痛みを感じやすい部位「足の指」
全身脱毛を経験したというサロンのスタッフさん何人かに「どこが一番痛かったですか?」と聞いたときに、皆が口をそろえて答えたのが「足の指に生えた毛」でした。
生えていない人も多いですが、生えてくると太くて長いしっかりした毛であることが多いです。普段あまり刺激を受ける場所でもないので、刺激に敏感であることも関係しています。
全身脱毛で痛みを感じやすい部位「VIO」
VIOも黒くてしっかりした毛が生えている場所であり、また普段刺激を受けない場所なので痛みを感じやすい部位です。
人によっては、場所が場所なので「痛い」より「緊張」や「恥ずかしい」という気持ちがあってか痛みをあまり感じないという可能性もあります。ちなみに私はあまり痛いとは感じませんでした。
全身脱毛で痛みを感じやすい部位「脇」
盲点となりがちな脇ですが、VIOと同じくらい濃くて太い毛が生えてくるので、当然痛みを感じやすい場所です。
全身脱毛で痛みを感じやすい部位「ひざ、ひざ下」
ひざは子供の頃に転んで擦りむいたことが多い場所で、足の中でも太い毛が生えてきやすい場所です。
また、すねは脂肪が少ないうえにしっかりしたムダ毛が生えてきやすく、痛みを感じやすい場所です。私はこの箇所を脱毛したときに、脱毛の翌日から脱毛した箇所が赤くなりかゆくなってしまったという経験をしました。
脱毛をした時だけではなく、後日痛みやかゆみを感じることもあります。
痛みに弱い人が全身脱毛をするには?
痛みに弱い人が全身脱毛をするには、痛いのを我慢して耐えるしかないのでしょうか?大丈夫、そんなことはありません。
今は多くのエステやクリニックが、痛みをできるだけ感じずに脱毛ができるようにいろいろな工夫をしています。
エステサロンでは冷却に力を入れている
全身脱毛で肌に光を照射すると、照射した場所は軽いやけどをしたような状態になります。
そのためほとんどのエステでは、照射後に部位をクールダウンさせるため、保冷剤で冷やしたり、冷却ジェルを塗るという処置をしています。
こうすることで、痛みを感じにくくし、肌が早く冷えるようにしてるのです。
また「痛いと感じたらすぐに教えてください」と脱毛前に必ずといっていいほど言われます。痛いまま我慢してしまうと、後からやけどのような症状が出てきてしまうことがあるためです。
「痛い」と教えると出力を下げて痛みが出にくい状態で照射してもらえますので、我慢は禁物です。
クリニックでは麻酔が使用できる
医療機関でるクリニックでは、ほとんどのところが麻酔を用意しています。麻酔にもいろいろな種類があり、塗るタイプの麻酔や笑気麻酔というガスを吸うタイプの麻酔です。
ガスを吸うと言っても手術時の全身麻酔のごとく意識が無くなるわけではなく、お酒を飲んだ時のようにふわーっとした感覚になり、全身の感覚がにぶくなる麻酔です。
麻酔は別料金となるので、麻酔を希望する場合は麻酔の種類や金額などをしっかり確認しましょう。
痛みが少ない脱毛ができるのはここ!おすすめサロン・クリニック
全身脱毛をしているサロンやクリニックで、痛みが少ない脱毛ができるところをピックアップしてお伝えします。
ディオーネ
「痛くない脱毛」を打ち出しているのがディオーネです。もともと敏感肌専門脱毛サロンとしてスタートしていて、ハイパースキン法という特殊な方法で脱毛をします。
この方法では毛根を焼くのではなく、毛のもとに光を当てて発毛を予防するイメージなので、肌にダメージがなく「あたたかい」と感じるだけという脱毛です。痛みに弱い人におすすめです。
アリシアクリニック
吸収効果と冷却効果がある脱毛器を使用しているため、痛みをあまり感じずに脱毛を行うことができます。
アリシアクリニックでも麻酔は用意していますが、使用する人はほとんどいないそうです。
フェミークリニック
5台の脱毛機を用意していて、脱毛をする箇所や受ける人の肌質、毛の量によって脱毛機を使い分けることで、痛みが少なく脱毛が出来るように配慮しています。
また麻酔クリームも用意しているので、痛みに耐えられない場合は麻酔を使うことも可能です。
リゼクリニック
3種類の脱毛機があり、肌質や部位、毛の濃さで使い分けて痛みが少ないように配慮しています。それでも痛い人のために、麻酔クリームと笑気麻酔の2種類が用意されています。
麻酔クリームは塗ってから30分たたないと効果が表れないため、事前に麻酔を使いたいことを伝える必要があります。麻酔クリームは1回3,240円、笑気麻酔は30分3,240円です。
キレイモ
全身脱毛専門のキレイモも、痛みをできるだけ感じずに脱毛ができるよう工夫しています。
キレイモは冷却装置がついた脱毛機を使用し、施術と同時に肌を冷やしていくので痛みを感じにくいです。
また、照射後の冷却ジェルを使わないサロンです。経験したことがある人は分かりますが、冷却ジェルはひやっと冷たいため、苦手な人にはうれしいメリットではないでしょうか。
脱毛ラボ
S.S.C.方式という痛みが少ない方式の脱毛機を使っています。
肌に塗るジェルに、毛が生えてくるのを抑えるはたらきがあるカプセルが入っていて、これが施術によって割れて毛穴に浸透・毛を抑制します。
同時に、施術の熱から肌を守るため、痛みを感じにくいです。
ミュゼ
ミュゼも脱毛ラボと同じくS.S.C.方式を採用しているため、痛みが少なく脱毛ができるサロンです。
全身脱毛は、痛みが出にくいサロンやクリニックへ!
脱毛は痛いものだと思いがちですが、技術が進化した最近では痛くない方法で脱毛ができる脱毛機も登場しています。
またクリニックでは麻酔を使うこともできるため、我慢できない場合は麻酔で痛みを抑えるという方法を取ることも可能です。
どうしても不安なら、まずは体験をしてみてはどうでしょう。自分で実際に感じて「これなら大丈夫」だと感じたら契約をすれば大丈夫です。
痛みが苦手な人は、痛みが出にくい工夫をしているサロン・クリニックで、まずは体験やカウンセリングを申し込んでみましょう!