家でできる脱毛方法は、結構たくさんありますよね。だからこそ、どれがオススメかがわかりにくいと思いませんか。
私は以前、手軽にできるカミソリや毛抜きで自己処理していました。でも、肌荒れや乾燥でだんだん肌がボロボロになったので、ワックスや自宅で使える脱毛器なども試してみました。
今回は、私が試してみた、自宅脱毛できるワックスなどのアイテムについて、おすすめだと思った3つのアイテムをご紹介します。
手が届きにくい背中も処理できる除毛クリーム
除毛クリームは、含まれているアルカリ性の成分で毛を溶かす仕組みになっています。毛を溶かすというと少し怖い気もしますが、抜いたり剃ったりするカミソリやピンセットと比べると、肌への負担が少ないです。
体を洗った後にクリームを塗って洗い流すだけなので、入浴中に使える除毛クリームもあり、手間もかからず便利です。
私のおすすめは、除毛・脱毛専門ブランドのヴィート。入浴中に使えるバスタイムシリーズのほか、敏感肌用、しっかり除毛用とラインナップが豊富。自分の肌や目的にあった1本がきっと見つかります。お値段も1本1,000円弱とリーズナブルです。
除毛クリームの魅力は
- カミソリ、ピンセットよりもかなり肌に優しい
- 仕上がりがツルツルで生えてきた時もチクチクしない
- 安価で手に入る
- 届きにくい背中の産毛も除毛できる
ということ。それぞれの魅力について、詳しく見ていきましょう。
カミソリ、毛抜きよりもかなり肌に優しい
除毛クリームは、カミソリや毛抜きよりもかなり肌に負担がないので安心して使えます。
カミソリでの自己処理は簡単ですが、回数を重ねるうちにだんだん肌が傷んで乾燥しやすくなります。特に冬になると、保湿クリームを塗っても乾燥が収まらず、脚や腕にハリがなくなってしまいました。それは、カミソリで角質層を削ってしまっているからなのです。
角質層は肌の表面にあり、肌を保湿したり刺激から肌を守ってくれています。角質層が傷つき、薄くなると、水分を保てなくなり乾燥しやすくなるのです。
毛抜きも使っていましたが、抜き方によって毛穴を傷つけてしまい、内出血することもありました。
その点除毛クリームは肌や毛穴を傷めないのに、使い方も簡単で素早く脱毛できるので気に入っています。
仕上がりがツルツルで生えてきた時もチクチクしない
カミソリで剃った直後はツルツルで綺麗な仕上がりですが、しばらくすると毛が伸びてきてチクチクするのが嫌でした。見た目も肌ざわりも悪いし、がっかりしますよね。
除毛クリームは毛を溶かすので、剃った時のように毛に鋭い切り口ができません。毛の先も細くなるので、生えてきても痛くありません。
しかも、除毛クリームが入り込む範囲までの毛を溶かすため、肌の表面よりも奥まで脱毛できるので、カミソリで剃った後のような黒いポツポツもありません。
太い毛に限って毛の切り口が立派でチクチクしていますよね。黒いポツポツが目立って困ったこともありましたが、除毛クリームを使ってからはそんなトラブルがなくなりました。
肌荒れが心配な人は事前にパッチテストをしよう
除毛クリームの毛を溶かす成分に使われているのは、チオグリコール酸カルシウムというアルカリ性の成分です。チオグリコール酸カルシウムは、毛の主成分であるケラチンのタンパク質に反応する特性を持っています。
除毛クリームは、カミソリや毛抜きよりも刺激は少ないですが、主成分のチオグリコール酸カルシウムの刺激を心配する声も多いです。私も最初はかなり心配していました。
だからこそ、使い始める前にちゃんとパッチテストをやりました。その結果、アレルギー反応は出なかったので、そのまま使っています。
除毛クリームは自宅で綺麗な脱毛ができますが、主成分のチオグリコール酸カルシウムで肌荒れすることがあるのでパッチテストは必須です。
安価で手に入る
除毛クリームは高くても200gで3,000円くらい。脱毛する範囲にもよりますが、全身に使っても5回程度は使えます。
お手入れの頻度は1週間くらいなので、1ヶ月に3,000円程度でムダ毛の処理ができますね。
届きにくい背中の産毛も脱毛できる
自宅でのムダ毛処理で困るのが、背中です。手が届きにくい上に自分では見えにくいので、カミソリ、毛抜き、その他の方法でも背中のムダ毛処理がいつも大変でした。
でも、除毛クリームは背中に塗布するだけで除毛できるので本当に簡単です。鏡を見ながらなら、1人でも何とか除毛クリームを塗布すれば、自宅でも背中のムダ毛処理が出来るので、それまでの悩みが吹き飛びました。
除毛クリームは、ムダ毛が気になるところに塗って指示通りの時間放置した後に、タオルやコットンで拭き取るか、シャワーで洗い流すだけで脱毛が完了します。パッチテストをすることと、放置時間を間違えなければ、肌荒れの心配もないので、自宅でも安全に脱毛できますよ!
ツンと鼻につく臭いが気になることもありますが、私の場合は、使い続けているうちに慣れて平気になりました。
除毛クリームでは減毛はできない
肌に優しくリーズナブルな除毛クリームですが、できるのはカミソリや毛抜きのような一時的なムダ毛処理のみです。脱毛サロンのように、徐々に生えてくる毛が少なくなり、お手入れが楽になることはありません。
どちらかというと、もともと毛が少なくお手入れの回数が少ない人や、一時的な自己処理向きです。ムダ毛が多い、自己処理のわずらわしさから解放されたい!という人は、脱毛サロンをオススメします。
自宅でVIO脱毛もできる脱毛ワックス
脱毛ワックスも、自宅で簡単に脱毛できるおすすめの方法のひとつです。ワックスを塗布して、一気に剥がすことでムダ毛がスッキリ抜けるので、自宅でも仕上がりが綺麗な脱毛ができます。
部位によっては剥がすときに痛みがありますが、剥がし方のコツをつかめば、痛みが軽減されます。
私のおすすめは、ブラジリアンワックスサロンが作った脱毛ワックスアンジェリカ。
少しお値段は高めですが、食べられるほど安全性が高い成分で作られており、肌荒れしにくいのが特徴です。
脱毛ワックスの魅力は
- スピーディーで使い方も簡単なのに仕上がりが綺麗
- 脱毛頻度の間隔が短くなる上に炎症が少ない
- どんな毛にも対応、VIO脱毛もOK
です。
スピーディーで使い方も簡単なのに仕上がりが綺麗
脱毛ワックスは、ムダ毛が気になるところに塗布してから一気に剥がすと、ムダ毛がスッキリ抜けてくれるというスピーディー脱毛です。
剥がすときには、肌の表面にある古い角質も一緒に剥がしてくれるので、肌が綺麗になります。
お手入れの回数が減り炎症が少ない
脱毛ワックスは剃るのではなく、一気に毛を抜くタイプの脱毛方法。毛の深いところから抜けるため、カミソリと比較すると毛が生えてこない状態が長持ちします。
さらに、毛抜きのように1本ずつ抜くような地道な脱毛方法ではなく、1回で広範囲のムダ毛を一気に抜くので肌への負担が少ないです。
毛抜きで少しずつ抜く方がダメージが少ないと思いがちですが、毛抜きを使っていた頃は毛の本数分の痛みに耐えなければいけないことが辛く、毛穴の炎症を起こしたりして大変でした。
脱毛ワックスは一気に剥がして終わるので、肌へのダメージが少ないです。
どんな毛にも対応、VIO脱毛もOK
脱毛ワックスで自己処理をする場合、5mmから1cmの長さの毛であれば細い毛でも太い毛でも脱毛できてしまうのが、かなりのおすすめポイント。すべての部位・どんな毛質の人でも使いやすいです。
除毛クリームは、太い毛に対しての脱毛効果があまりないので、VIOやワキの脱毛には向いていません。
脱毛ワックスには油性と水性がある
脱毛ワックスには、水性と油性があります。
水性は、砂糖や蜂蜜のような天然成分が主成分。肌への刺激が少ないので、安心して使えるのが特徴です。
ワックスを毛の流れに沿って塗ってから、ワックス専用のペーパーシートを置きます。5分くらい放置したら、毛の流れとは逆方向に一気に剥がします。
水性の脱毛ワックスよりも強力なのが、松ヤニを使った油性の脱毛ワックスです。粘着力が強い分、デメリットもあるので使用の際には注意が必要です。
松ヤニでアレルギー反応を起こす可能性があることと、粘着力が強力なので肌への負担が大きくなります。
水性ワックスを実際に体験!気になる痛みは?
油性ワックスは温めてから使わなければならないため、私は水性の脱毛ワックスを使うことにしました。毛の長さは1cmくらいなければ脱毛できないので、ワックス脱毛のために少し伸ばさなければいけないのが難点です。
また、脱毛ワックスは痛みを心配する声が多いですね。確かに痛みはありますが、部位によってかなり違います。VIOは敏感な部位でもあるので、痛みは強いでしょう。
でも、時間をおいて脱毛するなど1回ずつの間隔を開ければ、我慢できないほどの痛みではありません。
自宅でサロン級脱毛も夢ではない家庭用脱毛器
エステサロンのフラッシュ脱毛やクリニックのレーザー脱毛を家でできるように、と開発されたのが家庭用脱毛器。
自宅で脱毛するために使う機器なので、光の出力は弱いですが、マイペースに行えて、コスパがいいのもポイントです。
家庭用脱毛器の良いところは
- フラッシュ式脱毛器は一度に広範囲の脱毛ができる
- フラッシュ脱毛器は肌が綺麗になる
- レーザー式脱毛器は脱毛効果が高い
- 好きな時に脱毛ができる
です。
私がおすすめの家庭用脱毛器は、Panasonicの光エステです。カートリッジ不要で15万回使用でき、お値段も2万円台とリーズナブル。大手家電メーカー製なのでアフターサポートがしっかりしていますし、近所の家電量販店で実物を手に取って見られます。
家庭用脱毛器とは?
家庭用脱毛器には大きく分けて、レーザー式とフラッシュ式の2種類があります。レーザー式はクリニックのレーザー脱毛、フラッシュ式はエステサロンのフラッシュ脱毛が元になっています。
私はどちらも使ってみましたが、レーザーは部分的にしっかり脱毛したい時に、フラッシュは広範囲の脱毛を素早くしたい時におすすめだと思います。
クリニック脱毛に似たレーザー式は、エステサロン脱毛に似たフラッシュ式よりも光の出力が高いので、しっかり脱毛できます。しかし、家庭用なのでクリニック脱毛ほどの威力はありません。
サロンでの脱毛に似たフラッシュ式は光の出力は弱いですが広範囲の脱毛に向いています。さらに、エステサロンのフォトフェイシャルで使うIPLという光が肌のキメを整えてくるので、肌が綺麗になります。
フラッシュ式脱毛器は一度に広範囲の脱毛ができる
フラッシュ脱毛器のおすすめポイントは、広範囲の脱毛が自分でできること。フラッシュを照射できる範囲は20mm×30mmなので、1度の照射でもかなり効率的に脱毛できます。
光が弱い分広範囲の脱毛をしても痛みが少ないので、安心して自宅でも脱毛できます。
フラッシュ式脱毛器は肌が綺麗になる
フラッシュ式の脱毛器は、エステサロンのフラッシュ脱毛の原理を真似して作られています。
サロン脱毛と同じくフォトフェイシャルのIPLという光線が入っているので、美肌効果も期待できます。脱毛の仕上がりは、やっぱり綺麗じゃないと満足できませんよね。
レーザー式脱毛器は脱毛効果が高い
家庭用脱毛器のレーザー式は、クリニックのレーザー脱毛原理を採用しています。フラッシュ式に比べると、光の出力が高いのが特徴。フラッシュ式のように広範囲の照射は難しいのですが、部分的にしっかり脱毛したい太い毛を脱毛する時におすすめです。
ワキ脱毛に関しては、脱毛ワックスで一気に抜いてしまうのもいいと思いますが、半永久的に脱毛をしてお手入れ回数を減らしたいのなら、レーザー式脱毛の方がおすすめです。
好きな時に脱毛ができる
家庭用脱毛器の最大のおすすめポイントは、好きな時に脱毛できるという点です。
サロンやクリニックの脱毛は、クオリティが高くて満足度が高いもの。けれど、予約を入れたりスケジュールを組んだりするのが多忙な人には難しいという一面もあります。
仕事や育児が忙しくサロンやクリニックに通う事が難しい人には、自分のペースで脱毛できる家庭用脱毛器がおすすめです。
ただ、レーザー式脱毛器は効果があって確かにおすすめですが、慣れないうちはやけどのような症状が起こったり、毛根組織に炎症が起こる毛嚢炎になってしまう恐れもあります。
そのような意味では、脱毛サロンやクリニックの方がトラブルが少なくて安心かもしれませんね。
家庭用脱毛器にかかるお金は?
コスパに関しては、カードリッジなどの消耗品の出費も含めて、機器によって違いがあるので良いとも悪いとも言えません。
私の場合は、本体機器が70,000円程度のもので脱毛をしました。消耗品は寿命が1年のカートリッジで9,000円程度です。
最近では、以前よりぐっと脱毛サロンの価格安くなってきています。脱毛したい部位が少ない場合は、逆に脱毛サロンのほうが安くなることもあるかもしれませんよ。
自宅で脱毛するなら部位ごとにアイテムを変えるべき!
自宅で簡単に脱毛できるアイテムは年々増えてきています。
とはいえ、脱毛サロンがこれだけ安くなっている現在。仕上がりの美しさや安全を重視するなら、自宅脱毛よりも脱毛サロンが断然有利です。
けれど小さな子供がいる、仕事が忙しいなどでなかなかサロンに通えないという人は、今回ご紹介した3つの自宅脱毛方法がおすすめです。
どの方法もメリットばかりではなく、少々のデメリットがあります。脱毛部位によって皮膚の強さや毛の太さが違うので、アイテムを変えながら脱毛するのがベストです。
項目 | 除毛クリーム | 脱毛ワックス | 家庭用脱毛器 |
---|---|---|---|
おすすめ部位 | 背中 腕 足 | VIOゾーン ワキ ※どんな部位もOK | 腕や足など広範囲を処理するなら光 ワキなど太い毛を処理するならレーザー |
メリット | 価格が手ごろ 肌を傷つけない 見えない部分も処理しやすい | 短時間で処理ができる どんな部位・毛にも使える 毛がない状態が長持ちする | 徐々に生えてくる毛が減ってくる 光脱毛器は美肌効果が得られる |
デメリット | すぐに毛が生えてきてしまう 減毛できない | 使うワックスによっては肌を痛めてしまうことも | 即効性はない 価格が高い |
こんな人におすすめ | カミソリ負けしやすい人 剃ったあとのポツポツが気になる人 なるべく費用をリーズナブルに抑えたい人 | VIOゾーンを人に処理してもらうのは恥ずかしい人 ムダ毛処理にあまり時間をかけられない人 | 徐々にお手入れの回数を減らしていきたい人 家庭の事情や仕事の事情で脱毛サロンに通えない人 |
同じ自宅脱毛でも、カミソリや毛抜きで全身処理をするより、クリーム、ワックス、家庭用脱毛器を使い分けて脱毛した方が綺麗になりますよ。